こんにちは!さくやまです。
突然ですが質問です。
「海外ウエディングをしよう!」となった時、あなただったらまず何から決めますか?
行先や渡航時期、チャペルやホテル等のロケーション…
様々なポイントがありますが、実は●●から決めてしまうと理想の海外ウエディングが叶わなくなる可能性大!なんです。
この記事では、海外ウエディングの滞在先を決めるうえでの注意ポイントをお伝えします!
ちなみにこれ、国内挙式でも同じことが起こり得ます。
国内外問わず、これからウエディングという人は要チェック!
滞在先を決めるうえでのポイント
滞在型ウエディングについてなんとなくのイメージが持ててきたら、お次は「滞在先の決定」です。
滞在先を決めるうえでのポイントは、
ずばり、
滞在する「国」を先に決めてしまわないこと!
これです!!!
海外ウエディングとなると、どうしても「まずはどの国にするか?」と考えてしまいがちなのですが、これが理想のウエディングからかけ離れる意外な落とし穴になるのです。
まずは、ウエディングと旅行は別物だということをしっかりと念頭に置きましょう。
そのうえで、海外ウエディングの滞在先を決める際には
- 自分たちがウエディングで何を叶えたいのか
- それを実現できる場所(国)はどこなのか
必ずこの視点で場所選びをしましょう。
よくあるミスを例に挙げてみます。
よくある例① ハワイのビーチでウエディングフォトを撮りたい!
例えば、
ハワイで真っ白なビーチをバックにウエディングフォトを撮りたい!
と思ったとします。
ですが、ハワイ島のビーチは基本的に火山活動でできたビーチか、人口的に作られたビーチです。
つまり、ハワイには真っ白なビーチは無いのです。
いわゆる「真っ白なビーチ」はサンゴ礁でできています。
そのため「真っ白なビーチ」でウエディングフォトを撮りたいなら、火山灰や人工ビーチではなく、サンゴ礁でできたビーチのある場所、アジアリゾートでいうとフィリピンやタイなどから滞在先を探すのがベストです。
このことに気が付かず、「ハワイであれば真っ白なビーチで写真が撮れるだろう」と思いこんだままウエディングを決行してしまうと、
思っていたような真っ白なビーチの写真を残すことができなかった…
と帰国してガッカリすることに。
よくある例② ヨーロッパの教会で挙式をしたい!
結婚のタイミングでもないと、1~2週間の長期休暇は取りにくいですよね。
そうなると、せっかくだしヨーロッパなどの普段行きにくい場所へ行ってみたいという方もいるのではないでしょうか?
例えば、
めったに行けないイタリアの本物の教会で、本物のパイプオルガンの音を聞きながらウエディングがしたい…!
こう思ったとします。
しかし、イタリアなどのキリスト教圏にある教会は、現地のキリスト教信者の方々が実際に祈りを捧げる場所であって、キリスト教でない外国人が結婚式を挙げられる場所ではありません。
もしヨーロッパの教会で挙式をしたいのであれば、街中にあるような教会では挙式はできないので、 教会(っぽい施設)がある場所を探さないといけません。
ちなみに、キリスト教圏の人々は、教会で結婚式を挙げることで法的にも正式に夫婦となることが認められます。つまり、日本でいうところの「役所への婚姻届けの提出」が「教会での挙式」になるというわけです。
ここでひとつの疑問が浮かびます。
日本人カップルでも、夫婦がキリスト教徒の場合は挙式できるんじゃないの?
その答えは、「正式な手続きを行えば可能。ただしかなり大変。」です。
海外で、現地の法律に基づいて結婚式を執り行うことを「リーガルウエディング」といいます。
リーガルウエディングとは、「legal=法的な、合法の」という名の通り、その国の民法で定められた挙式スタイルのことです。挙式当日は地元の市民や信者さん同様に、民法で定められた資格を有する司祭のリードによって、法の規定通りに結婚を誓って婚姻証明書を取得し、帰国後にその原本と和訳を市町村役場に届け出て入籍をする手順になります。それにより、日本の戸籍にも挙式日に遡って「○○国方式により婚姻」と記載され、両国に実際の挙式日での婚姻記録が残ります。
引用元:リーガルウエディング基礎講座|国内挙式・海外挙式・ウエディング&ハネムーンのEVC
リーガル挙式については、こちらのページ(海外ウエディング手配会社EVC)で詳しく紹介されているので、気になる方は覗かれてみてくださいね。
宗派によっては、事前に洗礼と結婚講座を受講することが義務付けられているみたい…
けっこう大変そう…!!!
ここで立ち止まって考えてみてほしいのです。
あれ…私たちって…
ここまでしてイタリアの教会で挙式やりたいんだっけ…?
最初は「長期休み取れるしヨーロッパ行きたい!できればパイプオルガンのある教会で挙式!」くらいの軽い気持ちだったのに…
こんな感じで軸がブレブレになっていくカップル、けっこう多いんじゃないでしょうか?
ちなみに…
ヨーロッパでも、リーガル挙式の形をとらない邸宅ウエディングや古城ホテルでのウエディング、ワイナリーでのウエディングなど様々なスタイルがあります!中にはパイプオルガンを有するホテルも。
教会にこだわらずに、幅広く探してみるのがコツです~
「行き先ファースト」で決めない。「やりたいことファースト」で考える。
上記2つは、「自分たちがウエディングでやりたいこと」ではなく「旅行先として行きたいところ」から候補先を決めたことで迷走してしまった例です。
正直、旅行はいつでも行けます。
ですが、海外ウエディングは人生一度きりです。
悔いの残らないウエディングを実現するためにも、
自分たちの理想を叶えてくれる場所を、全世界から探す!!!
くらいの気持ちで風呂敷を広げて考えるのがベストだと、私は思います。
そのためにも、まずは「自分たちが海外ウエディングで本当にやりたいこと・叶えたいことは何なのか」を必ず整理するようにしてくださいね。
「ウエディング」と「旅行」を分けるのもアリ
とはいえ、仕事の関係でなかなか長期休暇が取れないのも事実。
旅行も兼ねて楽しみたいんだけど…?
こういう方には、ウエディングのあとに旅行としていきたい場所を訪れるのもオススメ!
- 旅の前半(1~4日目):ゲストと一緒にウエディングセレモニー場所に滞在
- 旅の後半(5~8日目):夫婦ふたりで別の旅行先へ
こんな感じで、ウエディングでの滞在先と旅行先を割り切って考えるのもアリなのではないでしょうか?
旅の前半はスペインのリゾート地でゲストとウエディングセレモニー、旅の後半は思い切ってアフリカへ移動して夫婦でサファリ体験、なんて最高だな…
妄想が膨らむ!!!
後悔しない「滞在先」選びを!
いかがでしたでしょうか?
海外ウエディングの滞在先を決める際には、
- 滞在する国(行き先)から決めない
- 「やりたいことファースト」で考える
- ウエディングと旅行は別物として考える
この3点を意識することで、理想のウエディングがぐっと現実のものになります。
是非参考にしてくださいね!
次回の記事では、「私たちは実際にどんな滞在先を選んだのか?」「その決め手は?」についてお伝えします!
お楽しみに!