ハワイに輸出された日本型ウエディング|意外と知らない、ハワイ挙式の実態

こんにちは!さくやまです。

前回の記事では、日本型ウエディングに対して感じた違和感についてお話ししました。

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日本での挙式に違和感があるなら、海外挙式も検討してみようかなぁ

夫も「リゾ婚憧れる~」って言ってたし、やっぱハワイだな!

思い立ったら行動。
意気揚々とパンフレットを取り寄せ、代理店へ話を聞きにいく当時のさくやま。

この記事では、代理店の話を聞くうちに気が付いてしまった「ある不思議」について共有します。

目次

プランナーさんに話を聞いてみた

とあるパンフレットに記載されたハワイの某有名ホテルでのウエディングプランは、こんな感じでした。

  • ホテルの一角にある海の見えるチャペルで挙式。
  • そのあとはビーチでゲストと一緒に記念撮影できます。
  • レセプションパーティは、ホテル内にある人気レストランをご確約。
  • ドレスは現地に提携のドレスショップがあるため、持参不要です。

ほ、ほう…

プラン料金を見ると、ほとんどのパンフレットには以下のような記載があります。

挙式プランには、施設使用料、牧師(またはセレモニーマスタ)への謝礼、会場装飾、生花ブーケ&ブートニア、リングピロー、衣裳(ドレス&タキシード)を含みます。

こ、これって…

もしかして…

日本の挙式をハワイに持って行っただけでは…!?

そうなんです。
ハワイ挙式とは、日本の挙式をそのままハワイへ持っていっただけなのです。

あえてこのページで具体的なプランを例示することは避けますが、気になった方は「ハワイ 挙式 プラン」とかでググッてみてください。このようなプラン内容がぞろぞろとヒットすると思います。

実際に気になった当時の私。
某ブライダル会社のカウンターで聞いてきました。

よくわかんないセレモニーマスターはいらないし、ブーケトスはこっ恥ずかしいから外してほしいし、ドレスはオーダーメイドを持参したいし、他の観光客とすれ違ったりするのは絶対嫌だし、ゲストに赤ちゃんがいるので時間は融通利くほうが良いし、ドローンなんか飛ばしたりしちゃいたいのですが…

全部できますか?

なんと注文の多い花嫁。
でもせっかくのウエディングだもの。許してほしい!

それに対するプランナーさんのお答えは以下の通りでした。
※2017年時点、さくやまが訪れた代理店での回答です。あくまで参考にね!

 プランナーさん
プランナーさん

セレモニーマスターやブーケトスはプランに含まれておりますので、原則そのままでお願いしております。なお、外した場合でも、プラン料金が変わることはありません。

 プランナーさん
プランナーさん

ドレスのお持ち込みには、別途お持ち込み料を頂戴しております。

 プランナーさん
プランナーさん

パーティはホテル内のレストランの一角で行うため、一般のお客様も利用されており、貸し切りは致しかねます。

 プランナーさん
プランナーさん

チャペルやレストランは、前後に別のお客様のご予約があるため、時間厳守をお願いしております。

 プランナーさん
プランナーさん

ドローンは、一般のお客様もいらっしゃるため安全上飛ばせません。

ここでさくやまは思った。

これじゃあ日本の挙式と変わらんやんけ!!!

日本の挙式に対して感じていたアレコレを避けたくてハワイを選んだのに、これじゃあ意味ないのでは…?

完全にオーダーメードなウエディングを作るのって、無理なのかな…?




ハワイに輸出された「日本型ウエディング」

でも、よく考えたらこれは当然の事なのです。

なぜなら、ハワイ挙式を展開している企業は、日本の企業がほとんどだから。

つまり、「日本の企業が、日本型の挙式を、ハワイなどのリゾート地に輸出している」だけ。
そのため、挙式のプラン内容も日本で行うものとそんなに差がなく自由度低めなのです。

中には、日本企業がハワイにチャペルを保有しているケースも!

例えば、「ハワイ挙式」で検索すると必ずといっていいほどトップに出てくる「コオリナ・チャペル・プレイス・オブ・ジョイ」。これは、日系企業のワタベウエディングが保有するチャペルです。
ワタベは国内でも大手の海外ウエディング企業なので、こちらのページ(公式HPの会社案内)を見ると、世界中にいくつも挙式会場を保有していることがわかりますね。

ワタベだけではありません。
例えば、国内大手のツカダ・グローバルHD。こちらもいくつもチャペルを所有しているようです。こちらのページ(公式HPの事業概要)に掲載されています。

こういったチャペルは、あくまで日本人が結婚式を行うために、日本企業が建設した施設
お作法も日本式で、全てがパッケージング。

もちろん、現地の人がこういったチャペルで挙式を挙げることはありません。

現地のキリスト教の人は、地元にある教会等で結婚式を挙げることがスタンダード。

キリスト教じゃない観光客が、地元の教会で挙式を挙げることはできないんです!

もちろん、日本企業の所有するチャペルだから絶対おすすめしない!というわけではありません。
そのチャペルがとても気に入り、「日本企業運営ならではの特徴がある」と理解したうえでなら、もちろん構わないと思います。

「日本の企業が運営している」という安心感もあるしね!

一番避けてほしいのは、契約後や挙式後に「なんかイメージと違った…」「やりたいことができなかった…」となっては取り返しがつかないということです。
これは、どの挙式スタイルを選ぶにしても発生するリスクがあるので、きちんと調べ抜くことをおすすめします。

他にもあるよ、ハワイ挙式の「ここが残念」

それに加え、ハワイ挙式では当たり前のように見かける光景だけど

これはちょっと、やりたくないかも…

という残念ポイントをいくつか見つけたので、次の記事でご紹介します!

海外挙式への道のりは遠い…!

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